ツーテンポ


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 筑波研究学園都市は、1960年代の高度経済成長期において、日本の科学技術政策と都市計画を象徴する国家的プロジェクトとして構想された。目的は二つあった。ひとつは、首都圏への過度な人口・研究機関の集中を是正し、新しい研究・教育の拠点を形成すること。もうひとつは、未来都市のモデルを提示し、世界に向けて日本の技術力と都市設計思想を示すことであった。

 初めて訪れた時、街は人影もなく、空洞化した都市のように見えた。廃墟化した建物ばかりが目に入り、生活の気配は希薄だった。

 しかし再訪時には印象が一変した。街は人で溢れ、子どもたちが遊び、マンションが次々と建設されている。職住近接の利便性や東京へのアクセス、週末の娯楽施設の充実。生活の舞台としては理想的ともいえる環境がそこにあった。

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